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こんにちは、AthleteBodyの八百です! 毎週金曜日、フィットネス関連の情報をお送りしています。ぜひお付き合いください。 今日はデッドリフトのバリエーションについてお話しします。 ヘックスバーというトレーニング用品をご存じでしょうか。六角形のバーベルで、主にデッドリフトに使われます。トラップバーと呼ばれることもあります。 ヘックスバーを使ったデッドリフトでは、自分が六角形の中に入ってウェイトを引き上げます。 通常のデッドリフトとの一番の違いは「身体に対するウェイトの位置」です。 通常のバーベルではウェイトが身体の前に来るのに対して、ヘックスバーでは身体の横に来ます。これによって負荷のかかり方が変わります。 通常のバーベルとヘックスバーでデッドリフトを行ったときの負荷のかかり方を比較した研究があり、以下のような結果が報告されました。 どちらのデッドリフトも股関節と脊柱に大きな負荷がかかり、ここには大きな違いがありませんでした。明確な違いが出たのはヒザで、ヘックスバーでは通常のバーベルより負荷が大きくなることが分かりました。 ヘックスバーを使うと、股関節と脊柱まわりの筋肉への効果はそのままに、大腿四頭筋への刺激も少し期待できそうです。 また、トレーニング効果とは別に、フォームを習得しやすいと感じる人もいるはずです。 通常のデッドリフトはバーベルを身体の前に置くので、ヒザを自由に動かせません。この姿勢から股関節を動かすコツをつかむまで苦労する人が多いです。 ヘックスバーではバーベルに動きが邪魔されないので、動作が簡単に感じられるかもしれません。 通常のナロースタンスのデッドリフトより簡単で、股関節や脊柱まわりへの刺激は同水準で、ヒザまわりへの刺激は高まるとしたら、良い選択肢だと言えそうです。 ヘックスバーを使える環境にいる人は、ちょっと試してみると何か発見があるかもしれません。 では、また次回のメルマガで! |
筋力トレーニングや食事管理について科学的根拠に基づく情報を発信をしています。メルマガでは、新しい記事の更新情報やAthleteBodyが提供するサービスに関するご案内をお届けします。
こんにちは、AthleteBodyの八百です! 今日はこのメルマガを読んでくれるボディビル選手にお願いがあって配信をしています。 ボディビル選手のトレーニング内容を調査する研究が行われています。一般的にどのようなトレーニングを行っている人が多いかを調べて、ボディビル科学の発展につなげようという趣旨です。 オンラインアンケート形式で、ここから参加できます。 具体的には以下のような質問があります。 コンテスト出場回数 競技カテゴリー(ボディビル、フィジークなど) トレーニング頻度 部位ごとのセット数 セットごとの追い込み具合 この研究は、肉体改造のピラミッドの制作をリードしてくれたEric Helms博士が関わっています。こういう形で得られた知見は、今後AthleteBodyの情報にも反映され、読者のみなさんに還元されます。 18歳以上で、過去12ヶ月以内にコンテストに出場したことがあるという条件に合う方はぜひご協力ください。アンケート参加はこちらから!...
こんにちは、AthleteBodyの八百です! 毎週金曜日、フィットネス関連の情報をお送りしています。ぜひお付き合いください。 今日は筋トレを休むと力が強くなるという話です。 2025年も終わりに近づいてきました。クリスマスや忘年会でジムに行く時間を取りにくくなる人もいるかと思います。筋トレを休むとせっかく頑張ってきた成果が消えてしまわないか心配になりますよね。 でも、実際にはあまり神経質にならなくて大丈夫です。特に短期間の休みなら、筋肉が落ちてしまうことはなく、筋力が強くなることさえあります。 今日は、トレーニング休みに関する研究を紹介します。 この研究はサッカー選手を対象としていて、被験者の選手はサッカーの練習を週6日、筋トレを週2日行っていました。 かなり本格的にサッカーに取り組んでいる人たちなわけですが、オフシーズンにすべてのトレーニングを1ヶ月間休み、体力の変化を調べました。 スクワットでどの程度強い力を出しているか測定したところ、以下のような結果になりました。 △ 1ヶ月休んで筋力アップ...
こんにちは、AthleteBodyの八百です! 毎週金曜日、フィットネス関連の情報をお送りしています。ぜひお付き合いください。 今日のテーマはスミスマシンとバーベルで行うスクワット比較です。 スクワットと言えばバーベルが定番ですが、スミスマシンで行うこともできます。 スミスマシンはバーの軌道が固定されており、動作が安定しやすいのが良いと言われたり、動作が制限されるのがダメと言われたりします。 トレーニング種目は目的に合うかどうかが重要ですが、筋肥大を目指す場合にはどうなのでしょうか。 今回紹介する研究では、スミスマシンとバーベルでスクワットを行いました。6週間のトレーニングで太ももの筋肉の成長を測ったところ、以下のような結果になりました。 △ スミスマシンは負けない 筋肥大効果はスミスマシンで6.3%、バーベルでは3.8%となりました。 スミスマシンの方が効果が高いように見えますが、このデータを統計的に分析したところ、「有意差なし」と判断されました。...