筋トレ科学:アイソメトリックで筋肥大する


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今日のテーマは「関節を動かさないトレーニング」です。

筋トレでは通常、関節を曲げ伸ばししながら筋肉に負荷をかけます。そして、筋肥大を目的にする場合、関節をできるだけ大きく動かした方が効果が大きくなることが多いです。

だからこそ、深くしゃがみ込むフルスクワットなどが勧められるわけですが、関節をまったく動かさずに静止するタイプのトレーニングも存在します。筋トレ用語では「アイソメトリック」と呼びます。

例えば、プランクや空気イスが関節を動かさないトレーニングにあたります。筋肥大を目的にする場合にはあまり人気がありませんが、だからと言って効果がないとは限りません。

このことを調べた研究では、レッグエクステンションを使って比較が行われました。

片方の脚はヒザを動かせない状態で強い力を出すだけのトレーニングを行い、もう一方の脚は負荷をかけてヒザを90度曲げ伸ばししました。

12週間のトレーニングで、結果は以下のようになりました。

ヒザを動かさないトレーニングでも、前ももの筋肉がはっきりと成長しました。また、ヒザを動かすトレーニングと比較しても大きな違いにはなりませんでした。

この研究結果からたくさんの可能性を考えることができます。

何らかの事情で関節の曲げ伸ばしをできないときには、トレーニングはできないと諦めてしまいがちです。しかし、関節を動かさずに力を入れるだけで筋肉を成長させることは可能です。

ケガなどがあって安静が必要はときには治すことが先決ですし、医師などの専門家のアドバイスを優先しましょう。ただ、筋肉は使わず放っておくと小さくなってしまいます。強く力を入れるだけで刺激になり、弱くなるのを防ぐ効果も期待できます。

そういう選択肢を知っておくと、筋トレとの付き合い方が変わる場面があるかもしれません。

一般的な関節を大きく動かすトレーニングの出番がなくなることはありませんが、状況に応じて取り入れてみる価値はありそうです。

関節の可動域制限などで悩んだ経験のある方に、少しでも参考になれば嬉しいです。

では、次回のメルマガをお楽しみに!

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