筋トレ科学:追い込まない方が筋肥大する


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今日は「限界まで追い込まない方が筋肥大効果が高くなる」という話です。

筋肉を成長させるには、トレーニングで刺激を与える必要があります。

強い力を出して、筋肉を疲労させることが刺激になるので、基本的に筋肥大トレーニングはキツくなります。

では、筋肉を最大限に成長させるには限界まで追い込まないといけないかというと、必ずしもそうではありません。最近では追い込まなくても同等以上の効果が得られると示す知見が増えています。

2020年の研究では、実際に脚のトレーニングを行って筋肉の変化を測定しました。

片方の脚は限界まで追い込み、もう一方の脚は限界の1.5レップほど手前で止めるという内容です。

このトレーニングを10週間続けたところ、グラフのような結果になりました。

余力を残した場合で大腿四頭筋の断面の増え幅が4.4%大きくなりました。これを統計的に分析したところ、「有意差」ではないという判定でした。

つまり、このデータから「余力を残した方が筋肥大効果が大きくなる」と言うことはできません。しかし、余力を残したら筋肥大効果が小さくなるという結果でなかったことは確かです。

筋肥大を追求している人は、苦しいトレーニングに負けないことを重視している人が多くいます。自分の限界に挑戦する気持ちは価値あるものですが、限界まで追い込んだからと言って、効果が高くなるとは限りません。

トレーニングが苦しくて続けるのが難しいときは、内容をゆるめてもいい可能性があります。筋肥大のためにやっているのか、自分を追い込むためにやっているのか立ち止まって考えてみると良いかもしれません。

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