筋トレ科学:動いてヤセるのは難しい


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今日のテーマは、身体を動かしたときのカロリー消費です。

体脂肪を落とすにはカロリー収支をマイナスにする必要があります。そのために生活の中でできることは、食事を減らすか運動を増やすかということになります。

「ヤセるには運動しよう」と言われますが、実際には運動してもヤセられない場面があります。

運動をしたときのカロリー消費量は、運動のキツさや時間に合わせて計算することができます。

ただ、わたし達の身体はカロリー不足の状態になると、できるだけ体重を減らさないように適応します。その結果、運動でカロリーを消費しているのに減量が進まなくなることがあります。

2019年の研究では、カロリー消費量を測定できる施設で被験者に運動をしてもらいました。被験者にはカロリー消費目標が設定され、実際に目標に達するまで運動を行いました。

被験者は、消費目標によって運動量が多い人と少ない人に分かれ、週3〜5回、24週間運動を続けました。一般的な感覚から見るとしっかりした運動習慣です。

カロリー消費量を測定すると、それが体重で何kgにあたるか換算して減量効果を予測することができます。

実際の体重変化を見てみるとグラフのようになりました。

被験者は体重が落ちはしましたが、実際の減量幅は予測の20〜40%程度にとどまりました。

思うように減量が進まない場合、身体が体重を減らさないようにどこかで帳尻を合わせています。原因はいくつかあり得るのですが、このケースでは被験者の食事量が増えていたようです。

被験者に食欲の感じ方を聞いたところ、減量効果の小さかった人は特に食欲が強まっていたようです。

「ただ食べすぎただけ」と言ってしまうと簡単ですが、身体は自然と食欲を調整するので、感覚のままに食べると良くないのが難しいところです。

こういうときには意識的に食事量を把握して、自分の目標にはどの程度の量が合っているのか考えながら食べる期間を作ってみると効くことが多いです。

食事量を把握するには、自分のよく食べる食品のカロリー含有量を日本政府のデータベースで調べるのがオススメです。市販の食品はパッケージの成分表を見ましょう。

紙にさっとメモを取ってもいいですし、本格的にやるなら表計算シートが定番です。手作業が面倒なら食事管理アプリを使いましょう。AthleteBodyでオススメしているマクロファクターなら、正確な食品データを手早く検索できます。

数字で把握できればどんな方法でも大丈夫です。動いてヤセるという目標に苦労している人の参考になれば嬉しいです。

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