筋トレ科学:甘いものを食べると甘党になる?


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今日のテーマは、甘い物を食べると甘党になるのかです。

甘い物をたくさん食べると、甘さが食欲の引き金になって甘い物をもっと食べてしまったり、カロリーを摂り過ぎてしまうと言われることがあります。

カロリー制限を目的として砂糖の代わりに人工甘味料を使う人に向けて、「甘さのせいで食べ過ぎるから人工甘味料はやめた方がいい」と言われることもあります。

こういった考えが語られることは多いのですが、実際に食べ過ぎることにつながるのかデータをもって示されることはほとんどありません。

2026年の研究で、このことが調べられたので紹介します。

この研究では被験者を3つのグループに分け、甘い食べ物を摂る量を以下のように指定しました。

  • カロリー全体の40〜45%を甘い物で摂る
  • カロリー全体の25〜30%を甘い物で摂る
  • カロリー全体の10〜15%を甘い物で摂る

被験者には甘い食べ物が提供され、指定の量を目安に好きなだけ食べてよいことにされました。ここで甘い物とは、砂糖・人工甘味料・果物・乳製品など複数の食品が含まれました。
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この実験は6ヶ月間続けられ、さらに7ヶ月と10ヶ月の時点で食習慣に変化があるか調べられました。

この期間、被験者の甘い物の摂取量は以下のようになりました。

甘い物をたくさん摂るように指示されたグループをピンクで示しています。たしかに実験前より甘い物の摂取量が増えたようですが、40〜45%が摂取目標であったのに対して、実際には30%を超えることがありませんでした。

さらに、6ヶ月の実験期間を終えると摂取量が減り、20%程度まで落ち込みました。

それに対して、青い線で示した摂取目標の少ないグループは、実験期間のあと摂取量が増えました。

結局のところ、実験期間を終えるとすべてのグループがほぼ元の摂取量に戻っています。

この研究では体重測定や血液検査などが行われました。どのグループでも体重はほぼ横ばいで、血糖値などにもグループ間で目立った違いは見られませんでした。

この結果を見ると、そもそも甘い物をたくさん摂ること自体が難しいと言えそうです。また、たくさん摂ったとしても甘い物をやめられなくなったり、食べ過ぎてしまったりするわけでもなさそうです。

食の好みは人それぞれなので、「自分は甘い物を食べ過ぎてしまう」という自覚のある人が注意するのは良いでしょう。

しかし、甘い物を食べると味覚や食欲がおかしくなってコントロールできなくなるのではないかと強く心配する必要はなさそうです。

みなさんの食生活を考えるヒントになれば幸いです。

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