筋トレ科学:筋肥大しにくい人は高ボリュームが効く?


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今日のテーマは「筋肥大しにくい体質とトレーニング量の関係」です。

筋肉を付けたいと思って筋トレを頑張っているけど、なかなか身体が変わらないと感じている人はいるでしょうか。

身体の変化をどう感じるかは主観的なもので人それぞれですが、筋肥大には生まれ持った体質が影響します。人によって才能の差があるということです。

このことは科学的にも示されています。

例えば、上腕二頭筋のトレーニングを行った研究では、筋量の伸びに大きな個人差が確認されました。

12週間のトレーニングで、上腕二頭筋の断面積が59.3%大きくなった人もいれば、少し小さくなってしまった人もいました。

トレーニングの内容は同じなのに、どんどん成果が出る人と、ほとんど変化が出ない人がいたわけです。

このデータを見ると「目に見える結果が出ていない人は、それが努力不足とは限らない」とよく分かります。

では、筋肉が増えにくい人はどうすれば良いのかという大きな疑問が残るわけですが、その参考になる知見が2024年に発表されました。

この研究では、被験者に片脚ずつレッグエクステンションを行ってもらいました。

片脚ずつ行った理由はトレーニング量による効果の違いを見るためで、一方の脚は週2セット、もう一方の脚は週8セットに設定されました。

筋量の増え方を見るとやはり明確な個人差がありました。それに加えて、トレーニング量による効果の違いも見られました。

週2セットというのは超低ボリュームです。それでもグラフ内に黄色で示した人は明確に筋量が伸びました。それに対して青の人はほとんど変化が見られませんでした。

ただ、青の人は週2セットの脚には変化がなかったのに、週8セット行った脚では明確に筋肥大が起こりました。

黄色の人は週8セットでさらに伸びる傾向が見られましたが、それ以上に青の人が8セットで成果を得られた意味は大きいでしょう。

なぜこういった反応の違いが出るのかは、筋線維タイプや疲労への耐性の個人差など、さまざまな可能性が考えられます。細かく分析しようとすると話が長くなってしまう上、おそらく現時点で確実な答えを出せないものなので割愛します。

ただ、この研究結果を見ると「筋肥大しにくい体質であっても、体質に合わせたトレーニングを考える余地はある」と言えそうです。特に低ボリュームで伸び悩みを感じている人は、セット数を増やしてみるのは良いかもしれません

自分に筋トレは合わないのかと悩んでいる人に、ちょっと希望を感じてもらえると嬉しいです。

では、次回のメルマガをお楽しみに!

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