筋トレ科学:ハムストリングは股関節 or ヒザから鍛える?


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今日はハムストリングの鍛え方についてお話しします。

ハムストリングは股関節を伸ばす動作とヒザを曲げる動作で使われます。

そのため、ハムストリングを鍛える種目も大きく分けて2つのタイプに分けられます。

  • 股関節を動かす種目
    デッドリフト、RDL、バックエクステンションなど
  • ヒザを動かす種目
    マシンレッグカール、ノルディックカールなど


ハムストリングは4つの部位で構成されていて、「大腿二頭筋の長頭・短頭、半膜様筋、半腱様筋」に分かれます。

この中で、大腿二頭筋の短頭はヒザの動作でのみ働く小さな筋肉です。その他の部位は股関節とヒザ両方の動作に関わっていて、ハムストリングの大部分を占めています。

つまり、理屈上はどちらの関節を動かしてもハムストリングの大部分に負荷をかけられることになります。

では、種目によって効果に違いはないのかという疑問が出てくるわけですが、細かな違いを調べる研究が進められています。

今日紹介する研究では、45°バックエクステンションとノルディックカールが比較されました。これは、股関節を動かす種目とヒザを動かす種目として見ることができます。

10週間のトレーニングを行い、ハムストリング各部の筋量を測定したところ、以下のような結果になりました。

ヒザを曲げるノルディックカールでは、大腿二頭筋の短頭と半腱様筋で明確に効果が高くなりました。

股関節を動かす45°バックエクステンションでは、大腿二頭筋の長頭と半膜様筋で効果が高くなりました。

種目によって、各部位の筋肥大効果には明確な違いがあるようですね。

ハムストリング全体をもらすことなく鍛えるには、股関節とヒザの種目どちらも行うのが良さそうです。

ハムストリングの中でも短頭は小さな筋肉で、長頭や半膜様筋の方が大きいので、どうしてもひとつだけで終わらせたいという場合には、股関節種目を優先するのはアリかもしれません。

種目選びには絶対の正解があるわけではありません。ご自身が使えるトレーニング用品、動作に慣れている種目、疲労を抑えて続けやすい種目といったことも大切です。それでも判断材料が増えると楽しいですね。

みなさんが脚トレを考える足しにしてもらえると嬉しいです。

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