筋トレ科学:コンテスト前のカーボローディング


こんにちは、AthleteBodyの八百です!

毎週金曜日、フィットネス関連の情報をお送りしています。ぜひお付き合いください。

今日の話題はコンテスト前のカーボローディングです。

ボディビルやフィジークのコンテスト前には、コンディション改善のためにさまざまな調整術が語られます。

AthleteBodyでは、コンテスト前に選手のコンディションや体質に合わせて炭水化物を増やしてもらうことがあります。(増やさないこともあります。)

このクライアント様はコンテスト前に炭水化物を増やし、その後1日は低カロリーで過ごしてもらいました。

写真をじっくり見比べると筋肉の張りが感じられるかと思います。このコンディションで岐阜県のコンテストに優勝されました。

コンテスト前の調整には炭水化物だけでなく水分、塩分、カリウムなどを調整した方が良いと言われることもあります。ただ、いろんな物を変えると何が原因で身体が変わるのか分からなくなるという問題があります。

これについては科学的研究も限られていて、明確な答えがない世界なのですが、ひとつおもしろいデータを紹介します。

トレーニング歴12年の本格派ボディビル選手が、コンテスト前の最終調整を行った記録では、炭水化物の摂取量と筋肉の厚みが以下のように変化しました。

コンテスト3日前に炭水化物を増やすと翌日に筋肉の厚みが増したようです。本人の主観的にも、コンテストに向けて筋肉の張りが良くなったと報告されています。

AthleteBodyでも、クライアント様には炭水化物を増やしてもらったあと3日間くらい変化を観察するようにしています。人によって身体の変化が出る程度やタイミングに違いがあるからです。

最終調整に悩む選手は、ぜひ次のコンテスト時に思い出してください。

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